新規開業と居抜き開業の違いとは?
「歯科医院の開業」といっても、その種類はさまざま。
まっさらな状態から始める新規開業、分院の開業、移転による開業、同業者が入っていた物件で開業する居抜き開業など
もっとも物件数の多い新規開業と当社で多くの実績がある居抜き開業のメリット・デメリットについてご紹介します。
1新規開業とは?

新規開業は文字通り新しく医院を開業することです。
開業地を選べ、内装・デザインを自分好みにできるなど自由度が高くなります。
デザインから内装まで細部にこだわりたい方は、とことん反映することも可能なので、新規で開業することをおすすめします。
また以前は歯医医院ではなかったところにオープンするので、新しい人の流れをつくり、地域活性化を促すこともできます。
↓横にスライドしてご確認いただけます。
メリット | デメリット |
---|---|
・自由に開業地を選べる ・内装・デザインを自分好みにできる ・イメージがついていないので新鮮さがある ・新しい医療機器などを設置できる |
・投資費用が多くかかる ・必要な手続きがたくさんある ・知名度がないので認知に時間がかかる ・関係作りを一からしなければならない |
・物件情報取り寄せ無料(投資費用が安い)
・必要な手続きはすべてサポート(手間がかからない)
・内覧会から挨拶回りも支援(知名度や関係作りの心配もなし)
2居抜き開業とは?

居抜き開業とは、前回物件を利用していた同業者の内装や設備などを引き継いでできる開業のことをいいます。
飲食業や美容室などでも利用されている方法です。
歯科医院でいえば、以前の歯医者が利用していた器材や配管などをそのまま利用することができるので、費用が新規開業よりかかりません。
コストを抑えて開業したい方には、居抜きがおすすめです。
ただ、前回物件を利用していた同業者のイメージをよくも悪くも引き継いでしまう可能性が高いので、以前の歯医者とはまったく関係のない別の医院として認識してもらうには少し時間がかかるようです。
↓横にスライドしてご確認いただけます。
メリット | デメリット |
---|---|
・時間を加速すること ・時間を手に入れること ・内装などでコスト削減できる ・以前あった医院の患者の来院が期待できる ・歯科医院があることを認知されている ・設備を再利用できて短工期で済む ・残存利益を最大限活用できる |
・内装・配管などの自由がきかない ・前の医院のイメージが残っている ・物件がやや限られる ・物件が老朽化している可能性もある |
当社では多くの居抜き物件をご紹介してきました。ご希望の値段、立地環境、内装・デザインなどを考慮した居抜き物件をご提案いたします。
居抜き開業をおすすめする理由
最大のメリットは【時間を加速すること】【時間を手に入れること】です。
新規開業で6000万円の開業投下資金で患者ゼロからスタートすると、新規オープンから6000万円の売上げにするのには恐らく3~4年位かかります。
居抜きの場合、既に売上げが6000万円あるとしたら、新規開業投下資本の半分の価格(譲渡価格)で購入できる場合が御座います。その場合、既に6000万円の残存利益があって、新規開拓をすることによって、将来利益も見込めてきます。そうなると、売上は現状維持のまま更に増収になってきます。その成功気流に乗れれば投資分の回収率が速く、歯科医院の経済体力は増す一方になります。
*経済体力は、売上をつくるのに時間が短ければ短いほど体力が増していく、しかし時間がかかればかかる程、体力は弱まってきます。
但し、売上の高い居抜きは、必ず前院長・理事長のイズムがそこの医院に御座います。そのイズムを後継者が承継できるセンスと実力と行動力が伴えばそのロジックは通用しますが無ければ単なる投下資本の安価な開業だけになってしまいます。
尚、売上が4000万円未満のところは、逆にイズムも無く今まで開業していたので、新規開業と同じ思考でオープンして、新規開業と違って開業投下資本が低く開業できるので、余裕ある資金、だぶついた資金を徹底的に歯科医院の認知に投資していけるかで、売上げの上昇率は変化してきます。
当然、そこには院長、理事長の人間力と実力、行動力が伴っていることが前提になります。